秒速5センチメートル 新海誠
__ねぇ、秒速5センチなんだって
___桜の花の落ちるスピード、秒速5センチメートル
突然ですけど私、新海誠の作品が大好きなんですよ。
身近なのに壮大で、儚いけど尊い。切ないのに美しい、そんな世界観。
見終わったあとに軽く鬱になりますけど、それすらも「ごちそうさまでした」って感じです。許せます許せます、むしろ感謝したい。
新海誠の作品はどれも、登場人物たちは多くを語りません。
代わりに物語を語るのは例えば桜、雪原、星空、駅のホーム、都会の喧騒、沈黙。
物語を語るのは何も文字や台詞だけじゃない。こういうところも素敵です。
圧倒的な美しさで描かれる情景や、壮大な音楽が、この物語の半分を占めているといっても過言ではないでしょう。
あ、映画です。